東奔西走

　自分の場合、結構長距離の移動が多く車は無くてはならない存在。　ただ次回の免許更新時には高齢者の仲間入り、高齢者講習が必要になることに。　最近の高齢者の事故のニュースを見るに付け、確かに自分も数年前から運転に衰えを感じるようになっていて、更なる安全運転が必要と痛感。　ただ、これから先も車無しでは今の生活が続けられない気がして難しい所。
　池袋の八十七歳の運転手の場合も、足が不自由になっても自立した生活を送りたかったのだろう、車に依存しすぎた結果、とても痛ましい事故を起こしてしまった。　老人になっても自立すること自体とても素晴らしいこと、きっと立派な人なのだろうと推測。
　ただ、母親と幼い娘を殺してしまった行為には弁解の余地はない。　自分も簡単に加害者になりうる運転手であることを肝に命じなければと痛感。
　あと言えるのは自分はこのメーカのこの車種には絶対に乗らないことだけ、こんな変なシフトレバーを付けた車は自分のような古い人間には間違いの元。　この運転手の逃れられない最大の判断ミスはこの車を選んだことなのかも。
　確かにこのメーカは優秀で、ハイブリッドシステムも技術としては素晴らしい。　だが真にユーザーのことを分かった人間寄りの設計がされているのかは疑問も。　自分たちが売りたいものに合わせて、ユーザーも変わってくれはメーカーのエゴ。　いかに事故を減らすか知恵を絞るのが使命の会社が、操作ミスを起こしやすい車を造ってどうするのだろう。
　先端技術を大事にするあまり、昔から積み上げられた目に見えない安全性をないがしろにする会社に未来はない。　トップが高速サーキットを走り回って喜んでいるだけの、ユーザー目線を持たない会社と思って良いようだ。