首都高を見沼ICで降りると驚くべき景色に出会うことになる。 高速を降りた先に広がる田園風景、同じ景色の中に近代化の象徴である「さいたま市や副都心」の高層ビル群がそびえ立ち、都市と自然の共存、自分が子供の頃に絵本で見ていた未来の日本のあるべき一つの姿がここにはあった。
見沼たんぼだけではない、さいたま市周辺には秋ヶ瀬公園や大久保農耕地などの広大な自然が残されている。
長年千葉に住んでいて、簡単に破壊される田園風景を見てきた自分にとって、これだけの自然を街の中に残すことができた事実には驚くばかり。
そこには行政もさることながら、市民、なにより当事者の、目先の利益にはとらわれず大切なものは後世に大事に残すという強い意志が見てとれる。 やはり、こういう所に市民全体の意識の高さ、教育水準の高さが如実に表れるものだと感心してしまう。