今日にも巣立ちをしそうなので、頑張って二日連続で県民の森へ、少し寝坊し現地着8時と遅いスタート。
 巣に近く便利な駐車スペースは空きが無く、既に沢山のCMが巣の周りに。
 午前中から何度も羽ばたきをして、今にも飛び出しそうな様子だが、親が餌を咥えてくると元の体勢に戻り、必死で餌を貰おうとする姿は昨日と同じ。
 まさか今日も巣立ちは無理かと思い始めた13時過ぎ、一羽が巣の片方の枝を登り、日傘代わりになっているホオノキの葉の上に。これも巣立ちと言えるのか?
 その後、気付かないうちに二羽目も飛び出したようで、いつのまにか巣には二羽が残るのみ。 そのうち、葉の上の雛も本当に飛んでいってしまい行方不明に。 フットワークの良い皆さんが、必死に探して杉の葉陰にいる一羽を発見。 いかに探すのが困難か良く分かった。
 巣立ちした雛に餌を届ける親を教えてもらい、何とか雛を見つけることが出来たが、まともな写真を撮ることは出来ず。
 雛がどこにいるのか人間には分からないが、親は分かっているようで、CMが雛に近寄り過ぎたので威嚇するためか、雄が目の前まで飛んできて、鳴きながらさかんに飛び回っていたのが印象的。
 残念ながら、雛を探している最中に大粒の雨が、14時半から雷雨になり、撮影中止を余儀なくされ、今年の県民の森のサンコウチョウは、ずぶ濡れのなか幕を閉じる。 残りの二羽の雛は、まだ巣の中でじっとしていたが、天候が回復したら、おそらくすぐに巣立ちをすることだろう。

巣立ち前の雛

葉の上の雛

巣の真上にあるホオノキの葉の上の雛にも、親が餌を与え、糞袋を捨てにいったようだ。

巣立ちした雛

見つけるだけで一苦労、写真にはなりません。

目の前の雄

近すぎるとピンボケになっています。