高原の野鳥を探しに霧ヶ峰の車山肩へ、天気も悪く旅行のついでなのであまり期待はせず、到着も12時と早くはない。
午前中は雨、午後には回復するのではとの淡い期待を抱いていたが、相変わらずの小雨と霧で山頂は見えない。 石ころだらけだがなだらかな遊歩道を鳥を探しながら、ゆっくり登り車山山頂へ。
目の前に現れるまで、あの大きいレーダードームすら分からない霧の中、それでも数組のハイカーと出会う、さすがは日本百名山。
この天候にもかかわらず今は夏休み中、山頂ではスキー場のリフトで登ってきたレインコートを着た子供連れも。
11年前に登ったときは来た道を戻ったが、今回はリフトの頂上駅から急な階段状の遊歩道を下りてみる。 地図によると車山湿原なる所へ続いているらしい。
急坂を何とか降りきってホッとしていると、霧にかすむ木に猛禽が一羽、慌ててカメラを構えると、幸いなことに、みるみる霧が晴れ、緑の草原の空にノスリが飛び立つ。
ニッコウキスゲやコバイケイソウも枯れ、秋の気配が漂う湿原だが、耳を澄ますと小鳥の鳴き声、主を捜すと、お目当てのノビタキが。 霧が晴れ活発になったのか、他にもホオアカや何の子供か分からない幼鳥が飛び回わる。
取り敢えず自分なりに識別したのがこちら、適当な分類で恥ずかしい限り。
今回は400mmズームレンズと7D2での手持ちの撮影でブレブレ、腕力と技術の無さを痛感、手持ちでの練習も頑張らなくては。
帰って調べると何のことはない、この車山湿原は少し前の花の時期には沢山のCMで賑わう有名な場所で、シーズンも終わったのか今回はCMを全く見かけず、画の出来は別にして、静かな探鳥を楽めた。
ノビタキ♂
ノビタキ♀
これもノビタキ♀?
ノビタキ幼鳥
ホオアカ
ノスリ
車山湿原