鷹の渡りを見たことがないので東秩父の山へ、長野に比べれば断然近く、楽に日帰りできる距離。 休日なので早朝からの出発。 前日グーグルマップで経路をしっかり調べていたのでスムーズに行けたが、何しろ最後は、車一台がやっと通れる林道のような道が続き、ナビだけだと迷ったことだろう。
 天気予報では晴れだったが、途中雨が降っていて不安な滑り出し。 山頂に着いたのは7時半頃、既に沢山のCMがスタンバイしていて、その後どんどん車も増え、駐車場所もすぐ一杯に。 後から来た人は、詰め込み駐車になってしまった。
 ただ天候は悪化の一途、山の斜面を霧が駆け上がってきて、辺り一面真っ白に、カメラも濡れるので雨カバーを。 今日は駄目かと諦めかけた11時過ぎ、太陽が雲の向こうにぼんやり姿を見せ、風が霧を吹き飛ばして少し晴れ間が。  すると、それが合図だったかのように、タカたちが数羽の群れになって飛び始めた。

ハチクマ

 この鳥は個体差があるようで、とても同じ鳥とは思えない色や模様をしていて、初めて見る目には区別がつかない。 飛び上がった場所を教えてくれる管理人の方の掛け声を聞くと、飛んだのはこの鳥、それも若鳥が殆どだったので、取りあえずトビ以外の6本翼指は全てハチクマとしたが、正直自信がない。

ハチクマ若鳥

 この鳥は、翼後縁が白く目立っていて、図鑑に載っていた姿と同じ、これは若鳥で良いようだ。 CMを見るのも初めてだったのか、不思議そうにこちらを見つめ近づいてきて、そのまま横切っていった。

色々なハチクマ

 全体的に黒っぽく、てっきりカラスだと思ったら、よく見ると違っていて、この鳥のようだ。 逆にカラスにモビングをされていた個体も。 比べるとかなり大きいのが良く分かる。

頭の黒いハチクマ

サシバ

 少し小さい、翼指が5本の鳥が混ざっていたので、この鳥と判断、正直これも自信がない。